まずはお彼岸の意味と歴史を簡単におさらい
そもそものお彼岸の由来は仏教用語の「彼岸」から。 悟りを開いて到達する世界「彼岸」の概念が浄土思想と結びつき、 故人が向かう場所と信じられるようになりました。
そしてそんな「彼岸」がはるか西方にあるといわれていることから、 太陽が真東から上り真西に沈む春分と秋分の日に、 祖先や故人をお参りするようになったのです。
お墓参りをするという点では夏のお盆とよく似ていますが、 「こちらの世界に戻ってくる先祖を迎える」お盆に対して、 「遠く極楽浄土の故人や先祖を偲ぶ」のがお彼岸。
作法や風習も少し変わってきますので、 上記のお彼岸に関する概略を覚えておくと良いでしょう。
お彼岸の重大行事・お墓参りの作法
お彼岸の意味は先祖の供養。 もっとも重要な行事は、やはりお墓参りです。 そこでお墓参りの基本的な流れを確認しておきましょう。
1掃除 墓石や周囲をきれいに清めることからお墓参りがスタート。まずお墓周りの落ち葉やゴミを拾い、続いて墓石を水拭き。最後に乾いた布で水気を拭き取ります。
2供花 お彼岸に供える花に明確な決まりはありませんが、淡い色の花が無難。菊や白百合、胡蝶蘭などが良いでしょう。棘や強い香りのある花は避けましょう。
3供物 かつてはおはぎ(春彼岸はぼたもち)が一般的でしたが、近年は日持ちするお菓子や果物などを供えるケースも。この場合は2000~3000円程度の商品を選ぶのが一般的。墓前に供えたものは帰宅時に必ず持ち帰りましょう。
そのほか、仏壇がある場合は仏壇の掃除とお参り、 寺でお彼岸法要をする場合はお布施の準備なども必要。
さらにお線香の供え方、墓石の洗い方などは 地方によって、あるいは家によっても習慣が異なる場合があります。 あらかじめ親や親戚に確認しておくことが大切です。
一年における季節の節目という意味も
前述のように、お彼岸のメインイベントはお墓参りです。 しかし、実家から離れて暮らしている場合などは、 帰省という意味も忘れてはいけません。
とくにお彼岸は「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる通り季節の変わり目。 両親、義両親にはお供えとは別に、 体を労るような手土産を準備しておきたいところです。 たとえば母親や義母になら、ストールやひざ掛けなど、 父親や義父には、マフラーやカーディガンも良いかもしれません。
その他、酒好きな相手なら銘酒や酒器、 アクティブな両親なら旅ギフトや体験ギフトなど、 相手の好みに合わせた贈り物もおすすめ。 お彼岸の帰省に合わせたプレゼントで、 きっと日頃の感謝の気持ちが伝わることでしょう。
忙しくて帰省できない場合にも、郵送でギフトを贈れば、 思いが伝わる素敵なサプライズプレゼントになりそうです。